【中年の危機?】ミッドライフクライシスって知ってますか?

男性でも女性でも、あるときふと「このままで良いのだろうか」「何の為に生きているのだろうか」と思う事があるでしょう。

うつ病というわけでもない。特に不満があるわけでもない。漠然とした不安や悩み。

そういったモノが頭の中をぐるぐる駆け巡ってしまう。誰にでも起こるこの症状、行き過ぎると人生を壊しかねない重症な状態になることも!

ミッドライフクライシスを正しく理解し、適切な対処をして乗り切りましょう。

ミッドライフクライシスとは

ミッドライフクライシスとは中年の思春期とも言われます。
男性にも女性にも起こる事で、実に8割もの人がこのミッドライフクライシスという状況に陥るという結果があります。

日本では馴染みの薄い言葉ですが、欧米では50年以上前から女性の更年期くらい一般的で馴染みのある言葉です。
ここで更年期を例に出したのは、本人は凄く辛くて苦しいのに周りは誰も理解してくれないという点が似ているからです。

中年の思春期と言うとちょっと軽い感じがします。しかし状態が酷くなれば生きる事に疑問を感じ、うつ病や自殺のリスクが高まります。

上手く向き合えなければ全て周りのせいにしてしまい、職場や家庭での人間関係の崩壊なども招きかねません。

自分の人生を問い直さずにはいられなくなる深刻な心の危機なのです。その為「中年の危機」とも呼ばれています。

8割の人間がこのミッドライフクライシスになるとはいえ、全員が全員酷い深刻な状況になるわけではありません。
この中年の危機に直面すると具体的にどうなるのか見ていきましょう。

ミッドライフクライシスの症状

いつ頃にこの症状が出始めるかは人によって様々ですが、多くは30代後半から50代にかけて起こりやすいです。

ある日突然起こる場合もあれば、身近な人の病気や死、心身の衰えを感じてきた時などのきっかけがあって起こる事もあります。

「自分の人生、これでいいのだろうか」「もっと違う道があったのではないか」などの思いから、衝動的な行動に出たりします。

突然、今まで全く興味のなかった趣味を始めたり、家族に相談もなく仕事を辞めたり、起業したり。
洋服や髪形などの見た目を急に変えたり。アルコールにハマって依存症になったりすることもあります。

中でも男性の行動で1番要注意なのが「性的な行動」に走りやすいという点です。

家庭や仕事から解放されたいという思い、老いという不安から簡単に開放される手段は性的な行動です。
若い女性との不倫や遊び相手を探したり、キャバクラや風俗に通い始めたりする人もいます。衝動的に離婚までしてしまう人も。

他人には順風満帆に見える人生であっても、芸能人のような華やかに見える人たちも、この中年の危機は訪れるのです。

自分を客観的に見つめなおし、人生について考えるのは自然な事です。だからこそ8割もの人がこの状態になるのです。

自分の今後を考え向き合う事はとても大切ですが、ここで衝動的な行動をとっても満たされる事はありません。

本当に自分のしたいことや今まで我慢していた趣味などを始めるなら良いですが、衝動的にやっていることは本当に自分のしたいことではないのですぐにまた不安に襲われ別の衝動的な行動をとります。

ではこの中年の危機にどう向き合っていけばよいのでしょうか。

ミッドライフクライシスとの向き合い方

中年の危機を脱出するのには長い年月がかかる場合があります。この時の過ごし方でその後の人生が変わると言っても過言ではありません。

向きなおした結果、運動を始めたり美容に気を使う事で自信を取り戻したり健康的になっていったりといういい方向に転がる事ももちろんあります。

ですが前述したような性的欲求やアルコールやドラッグといった依存という形で逃げてしまうと、それまで持っていた全てを失うかもしれません。

自分の中だけで悶々としていると深刻化していくので、紙に書きだして心を整理してみるのも1つの手段です。
やりたかったけど諦めた事、やれたのにしなかったこと、無理だと思っている事、不安、これからしていきたいこと
など、全部吐き出してみましょう。

人に話すのも有効ですが、軽く扱われたり否定されたりしてはスッキリしません。まずは一度思っていることを文字に起こすだけでも気持ちが整理されていきます。

衝動的ではなく、本当にやりたいことを選別して1つずつやっていくのも良いでしょう。

特にこれとってやりたいこともない人は、家の中を整理したり、運動などで健康面に目を向けてみても良いです。
身体が健康でないと心が健康でいられなくなることもあります。

特に正しい睡眠をとって睡眠の質を上げる事も健康とストレス緩和には欠かせません。

ミッドライフクライシスの時にイライラしたり疲れたりするとどんどん考えが卑屈でマイナスになりがちです。

やりたいことがあっても体が動かないという人はまずは体の休養から。
今まで突っ走ってきたナイスミドルは休むことが下手な人が多いです。休養は悪ではありません。必要な事です。

1周まわって自分を肯定して受け入れる事ができるようになれば、卒業間近。

過去を後悔するのではなく、良かったことや得てきたものを振り返り、今後どうしていきたいかに向き合ってみましょう。

うつ病とは違うので、薬物療法などはありませんが、自分1人でどうしようもないときはカウンセリングを受ける事も検討してみても良いですよ。