「おじさま」と「おっさん」の境目は本人にはとても難しいものです。
素敵なおじさまになるには、清潔感があって包容力と経済力と会話力が必要になってきます。
今回はその会話力に焦点をあてますが、それも「楽しいおじさん」と「ウザいおっさん」の紙一重かも!?
よくある嫌われトークを見ていきましょう。
上から目線は嫌われる
おっさんでなくても嫌われる代表格が「上から目線」です。
過去の栄光、武勇伝からくる自慢話、それも何度も何度も同じ話を繰り返します。
某ドラマで話題となった年寄りの三種の神器「自慢話、説教、愚痴」は誰にも好かれることはありません。
若い子に色々教えてあげたかったり、ちょっと自分の凄い所を伝えたりしたくなるかもしれませんがグッとこらえてみてください。
素敵なおじさんは自分が凄いとか偉いとか、思ってはいません。自然体でいるその姿を他人が見てスゴイなと思うだけなのです。
店員さんなどに対して偉そうな態度も同様です。
客だから、年上だから、こうされて当たり前と思うような態度は言葉に出していなくても伝わります。
やっかいなのが、おっさんは自慢話のつもりも、何度も話しているつもりも、偉そうにしているつもりもなかったりします。
自慢話じゃない、ただ昔の話題をしてるだけ。
説教じゃない、教えてやっているんだ。
愚痴じゃない、事実を話しているだけだ。
こういう考えの人こそ、1度自分を客観的に見つめなおして発言に注意する必要があるでしょう。
卑屈な発言も嫌われる
謙遜は日本人の美学のような部分もあります。しかし、ポイントを間違えるとただの面倒くさい構ってチャン発言になりかねません。
「こんなおっさんだし・・・」そんな事ないです。まだ若いですよ~。って言わせたいの?
「こんなおっさんでいいの?」ダメとは言えませんけど?
「若いっていいねぇ」はぁ・・・。何て言ってほしいの?
おじさまは堂々としていましょう。
偉そうにするのとは違うので勘違いしないでください。
卑屈なおっさんは面倒くさいです。優しくするとすり寄られそうで怖いです。
卑屈になるくらいなら努力をしたほうが健康的で素敵です。
下手に出るのも時と場合です。
相手に気を使わせる卑屈な発言は謙遜とは違いますよ。
モテるおっさんは同性からもモテる
顔が良いとかお金を持っているとかで人気の人は違うかもしれませんが、本当に素敵なおじさまというのは同性からもモテます。
同性や部下からも慕われます。それは「人間力」が高いからです。
その時の感情で態度が変わったりしません。
きちんと物事を中立の立場で分析することが出来ます。
自分にとって都合がよいかどうかで人の良し悪しを判断しません。
怒るのではなくアドバイスが出来ます。
そうは言っても人間力などすぐにつくものではありません。
まずは相手と自分を対等に見る。
年下であっても当たり前であっても何かしてもらったら「ありがとう」とお礼を言う。
ミスをしたら年下相手でも「ごめん」と謝れる。
場合によっては自分の責任でなくても頭を下げる事が出来る。
この「ありがとう」と「ごめん」がきちんと出来るだけでも、精神的に大人の人だなと思えます。まずはそこから始めてみましょう。