【気をつけていても・・・】間違ってない?口臭ケアの正解・不正解

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口臭は体臭の一つですが、その中でも気をつけている人が多いにも関わらず匂いやすかったり、おまけに自分で気付きにくいから周りに迷惑をかけ続けてしまうという魔のサイレント体臭です。

しかも口のケアって自分独自のこだわりや方法があるから、いくら周りが優しく指摘してあげても少ししたら結局元通りに・・・。

ただ気をつけていればいいわけじゃないということを、知るだけでもイケてるおじさんの第一歩です。

ガシガシ歯磨きは効果ナシ!?

口臭を予防する、誰でもできる身近なケアといえば「歯磨き」。でもまたこれが奥深くて、ただ磨いたという事実だけでは口臭は防げません。磨かないよりはマシのように思えますが、磨き残しが多くて匂ってくれば他人から見れば「磨いていない」のと同じです。

歯磨きは毎日のことですから、いい意味でも悪い意味でも習慣化してきます。歯医者でこう磨いてくださいねと指導されて1~2週間はちゃんとできても、それ以降は元通りになってしまう。

だけどしっかり磨かなきゃという意識だけはあるから、ガシガシと力を込めて何度も磨いてはいる。でも部屋の掃除に例えると分かるように、同じところを何度擦っても綺麗にになるのはそこだけで、隅っこにほこりは残ったままです。

そもそも歯磨きはそんなに力を込めなくてもいいと歯医者さんが口を酸っぱくして言ってますよね。力よりも普段磨いていないような部分までブラシを伸ばすことで、一気に気になる口臭が解消したりするんですよ。

口の洗浄液は逆に口臭を悪化させる?

やっぱり口臭は人類共通の大きな悩みなんでしょう、テレビでは歯ブラシに歯磨き粉に歯間ブラシ、洗浄液などのCMがたくさん流れています。その中でも口の洗浄液、別名マウスウォッシュという商品のCMを多く見かけるようになりました。

マウスウォッシュは口の中の細菌を殺菌する液体で、口に含んでゆすいで出すだけで口の中を綺麗にできるという謳い文句で売られています。しかしですよ、いくら殺菌できたとしても汚れが残っていたらあんまり意味がありません。

歯の汚れである歯垢は粘り気や硬さがあり結構しぶといです。床にくっついたカチカチのガムを水で流しても取れないように、口の汚れは物理的な方法でないと取れないんですね。おまけにマウスウォッシュは口の中に入れても大丈夫なようにできてはいますが、刺激が強いので良い菌まで流してしまっている可能性が高いんです。

手や体も洗いすぎればパッサパサになりますが、それと同じ。おじさん世代は特に抵抗力が昔より弱くなっていることが多いので、磨きのほうに力を入れたほうがよっぽど安全で効果的です。

ミントガムは最悪!一番間違った口臭ケア

最も手軽に口の中をスッキリさせられる「ミントガム」。香りも爽やかで、食べカスなどをひょいっと絡め取ってくれることもあって、歯磨きができないときの強い味方になってくれています。

ただ、ミントガムは本当に口臭が酷い人が利用してしまうと、それはもう公害レベルの匂いを発してしまいます。

口臭がない・少ない人が使えば食べ物の匂いからミントの香りに置き換わってくれますが、反対に口臭がある人だと元々の口臭と混ざって2倍の口臭を振り撒くことに・・・。おじさんのミントガムは最悪!と言われるのはここらへんにあるようです。

噛んだ方が汚れは取れるので食べてはいけないわけじゃないけど、食べているときは口を開けないで、食べ終わったら口の中を水でゆすぐくらいの徹底ぶりは大事でしょう。最悪同士を結び付けたままにしては絶対にいけません。