性欲を弱めたい人も性欲を強めたい人も、どちらにも関係してくるのが何故そうなっているかの原因です。
性欲とは体内や脳内のなんらかの物質が働いて湧き出てくるもの。なので大まかに言えば体の中の環境を変えてやれば性欲も多少はコントロールできるということです。
三大欲求で一番満たしづらいのが性欲
人間の三大欲求とは、食欲、睡眠欲、性欲と言われています。この性欲を発散するためにオナニーをするかもしれませんが、それだで満足できるなら性欲の強さに悩む男性はいないはずです。性欲はオナニーやセックスができたから「ハイ、満たされた!」というものではません。おにぎりでも一応腹が満たされる食欲とはちょっと違うのです。
人によって趣味趣向が全く違いますし、それを叶えるためには女性が必要だったり、場合によっては犯罪になってしまいますことでしか満たされなかったり……。性欲だけは普段から妥協しながら生きている感が否めません。
性欲が強くなる食べ物がある
体の中に日頃から入れているもの、それは食べ物!性欲や精力、活力になる食べ物はお馴染みのにんにくや牛肉、うなぎ。勃起不全に効くとされる亜鉛が入った「牡蠣」なども性欲を強くします。
ただし、これらの食品を頻繁に食べている機会は恐らく少ないでしょう。では何が、と思うかもしれませんが、実はたまねぎやニラ、チョコレートなども該当するのです。たまねぎやニラ、チョコレートなどはメインでなくてもコソッと入ってる場合があるので、性欲が強くて困っているという人は要注意ですし、逆に弱い人は摂取するといいでしょう。
ちなみにこれらも別に食べていないのに性欲が強い場合は、食べ物のほかに原因があるということになるかもしれません。
普段から色んな料理に潜んでいるたまねぎやニラなどの香りの強い食材にも注意すべしとは言いましたが、これらは元気の源でもあるし毎回チェックするのも面倒です。なので普段からこれらの食材を極力減らすのはもちろんですが、反対に「性欲を抑えてくれる食事」を取り入れることでプラスマイナスゼロに近い作用をしてくれるでしょう。
もちろん塩と砂糖を混ぜても無味にならないのと同じで、綺麗に打ち消しあってくれるわけではません。しかしただ精力がつく食事を我慢するよりも効果が早く大きく出てくれる可能性があります。
ちなみに精力が落ちる食材には、豆乳や豆腐などの大豆食品が良いようです。男性らしい強い性欲は男性性ホルモンが関連していますが、大豆は女性ホルモンに似た作用を起こしてくれるため性欲が適度に落ち着く、という仕組みになります。女性ホルモンに似た物質が作用すれば肌も綺麗になりやすいので、一石二鳥でもあるでしょう。
夢中になれる趣味がない
例えば机の上のホコリ、人の笑い声など、普段気にならないものが急に気になって仕方なくなる、という経験はないでしょうか。集中してプラモデルを組み立てていれば机のホコリなんて気にならないし、好きなテレビ番組を見ていれば人の笑い声なんて気になりません。ですがプラモデルの組み立てをやめてしまったら、テレビがつまらなかったら、突然ホコリや笑い声が気になって雑念だらけに……。
要するに、夢中になれるものがないから性欲にばかり気がいってストレスを感じてしまうのだと思います。
また、よくスポーツで性欲は解消できる!なんて話も聞きますが、性欲を紛らわせるためだけのスポーツは逆にストレスになってしまうので無理しないようにしてください。
では他に何があるかといえば、例えば元々アウトドア派ならあてもなくサイクリングをしたり低い山を登ったりするなど時間を過ごし、インドア派なら映画やアニメ鑑賞、料理などに集中する等々。疲れているならば無理して動かず、整体やマッサージなどの店に行き癒されてくるのも良いでしょう。
物理的に性欲を考える暇を無くしたり、反対にストレスのせいで性欲が強くなっているのならストレス自体を癒してあげたりなど、様々な角度から方法を考えてみましょう。
性欲を我慢しすぎている
何事も我慢のしすぎは良くありません。当たり前のことのように聞こえるでしょうが、性欲が強いのはダメだ、おかしい!と我慢して禁欲状態にするほうが、ますます性欲を強めさせてしまいます。
例えばダイエットで甘いものを一切絶って頑張る人がいる可と思いますが、それだと余計に甘いものが特別なものや魅力的なものに見えて辛くなってしまうのと同じです。いずれはリバウンドしてしまうというもの。
性欲も同じことで、性欲を抑えようとして過剰な努力や我慢をすれば、その分のツケは後からとりかえしのつかないことにもなりかねません。無理矢理頑張ることと、性欲を抑えられる方法とは違うと認識しておきましょう。
ストレスにならない程度に人と関わる
性欲が強くても楽しめているうちは良いですが性欲の強さが悩みやストレスになっているなら、自分が我慢するしないの話ではないので脳に直接訴えかける必要があります。脳に違う意味で快感や達成感を与えるのです。
仕事や学校ではその場に一人きりになることがまずないから、周りを何となくでも気にしながら仕事をしたり授業を受けたりしていると思います。それが終われば友達と遊びに行ったり同僚と飲みに行ったり、そういう人と関わる過ごし方をしているときはそちらに気が紛れて雑念は思い浮かびにくいでしょう。
嫌いな相手とわざわざ付き合ってイライラするのは逆効果ですが、人付き合いが苦手でも店の店員と話したりちょっと旧友に声を掛けて遊んでみたりすれば自然と自分に溜まるあらゆるストレスを解消することができます。
爆発的に楽しい経験をしなくても、充実した時間を過ごす体験を繰り返していくうちにだんだんと性欲の優先順位が下がっていくのです。