【働き盛りの男たちへ】仕事のストレス溜め込んでない?うつ予備軍のサインとは

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街中で見掛けるスーツ姿のおじさんは、何となくお疲れモードに見えます。

1日中頑張って仕事をしているんだから当たり前、キツくても体に鞭打って・・・という真面目な目線で語る人もいるでしょうが、完全に体を壊してしまうよりもそこそこ健康でそこそこ働き続けられるほうが良いに決まっています。

さて、最近よく耳にする「うつ」とはどんな病気?なったらどうなる?

中年世代のうつはなぜ起こる?

うつ病自体は昔からあったものですが、はっきりと名前と内容が知れ渡ったのはごく最近のことです。うつ病はうつ病になった人にしか分からないと言われ、改善や治療には膨大な時間と周りの協力が必要になってきます。

どちらかというと真面目で几帳面な人がなりやすい病気だと言われていますが、確かにいつも仕事をさぼって部下の女の子のお尻を眺めているようなオヤジはなりそうにない病気です(笑)。

なぜ中年世代とうつが関係あるかというと、ちょうどあらゆる責任を負う世代だからです。仕事に家庭に親、どの場所でも自分が一番の責任者。逃げ場がなくなる四面楚歌のような状態になって、抱え込んでうつになってしまうことが多いのだとか。

ウマい人だとどこかがキツければどこかをサボるという調整をするんでしょうけど、真面目で全てを完璧にこなさないと気がすまない人はどうやったってキャパオーバーに。結果全てができなくなってしまうという最悪なケースにもなりかねません。

不器用な男はカッコイイけど、自分の健康くらいは器用でいたいもんですね。

これは疲れてるだけ?それともうつ予備軍?

上でも述べましたが、うつ病ってなった人にしか辛さが分かりません。大変そうだなとかならないように気をつけなきゃとは思うものの、まぁ自分はならんだろうと無理するおじさんが多いように感じます。

うつは、なるまではじわじわと疲れやストレスが溜まっていくだけですが、うつになる瞬間は一瞬です。本当の意味での一瞬じゃないですが、無理して頑張っていたらある朝突然倦怠感があって出社できないとか、体の底から涙が出てきて止まらないだとか、機能が停止した感覚になります。

同じ「仕事行きたくない」でも、疲れているだけならとりあえず出社して様子をみたり病院に行ってから出社したりできるでしょうが、うつになると会社に連絡することも難しくなります。責任感があってもどうにもならない、後のことを考えるとやらないといけないけどどうにもならないというのがうつの始まりです。

そして一番大きい違いは、趣味など自分が好きなことに興味が持てているかどうかです。休みの日は外出が好きだったのにただ座ってテレビを眺めているだけになった、などは、うつ予備軍の兆候の一つです。

できるはずのことができなくなったら、うつ傾向かも

趣味に興味をなくしてしまうのも相当な変化ですが、できないと困る仕事の作業でもミスが多くなってきたりするのがうつの兆候です。なんとか遅刻や無断欠勤は免れても、仕事に集中できなかったり凡ミスを繰り返したりして怒られてしまう・・・。

怒られることで、真面目な完璧主義の男性なら「何で俺はこんなこともできないんだ」「迷惑をかけている」という責任感に押しつぶされ、予備軍から本格的なうつ病へと進行してしまうのです。

真面目だった人が急に責任を放り出すなんて普通は有り得ないこと。周囲もかなりびっくりすることでしょう。疲れていてできないではなく、時間があってもやりたくない。そうなったらヤバイ!と思って、動けなくなる前に病院に駆け込んでみることが大事です。

薬を使うにしろ使わないにしろ、早めの対処であー危なかったで済むこともありますから、地を張ってでも病院に相談しにいくくらいの心構えは持っていたほうがいいですね。