学校や会社などのコミュニティに所属したことがあれば、一度や二度ならず「多数決で多かった方が優先される」なんて場面に出くわしたことがあるはずです。
圧倒的に多数であった方が有利ですから、多くの方が多数派、所謂マジョリティ側でありたいと思うことでしょう。あるいは、自分の気持ちに嘘を吐いてでも、周りに合わせることで多数派の顔をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
ところが世の中には、強い意志でマイノリティを貫く人たちがいます。少数派であろうとも、彼らは常に人とは違う生き方を選ぶのです。
そう聞くと何だかかっこよく聞こえますが、マイノリティ側はしばしば孤立することがありますし、最悪、イジメの対象になることもあります。悲しいことに、この問題は子供だけではなく大人の社会でも起こりうる事で、だからこそ会社やママ友の間なんかでもイジメが発生するわけです。
人間はちょっとでも「違う」ことがある対象を迫害したがりますからね。
それでも強く生きて行けるのなら問題はないですが、出来れば波風立てず、スマートに、涼しい顔をしてマジョリティ側に立っていたいというものです。
では、そうするためにはどうすればいいでしょうか。今回は「数こそが正義・常に多数派になれるおじさんのメンタルとは」についてわかりやすくご紹介します。
多数派とは何か?
まず多数派とは一体どんなものであるかといえば、考え方が近い人たちが多く集まっているグループのことを言います。数や発言力で優位に立つグループのことを言う事もあり、人間関係で得をすることが多いでしょう。では、多数派には一体どんなメリットがあるのか説明していこうと思います。
①仲間が多い
最大のメリットは、前述の通り考え方が近い仲間が多いことです。そのため気が合いやすいですし、言いたいことがすぐに伝わります。また何かがあれば、ほとんどの人たちが同調してくれますし、味方にもなってくれるでしょう。
②手助けしてもらえる
集団内の人数が多いので、何かあったときに周囲の人が手助けをしてくれます。もちろん全員が全員手を貸してくれるわけではありませんが、それでも母数が多いのでその中の誰かは助けてくれるはずです。
③自分たちの意見が通りやすい
大きな勢力なので発言するうえで数の優位を取りやすくなり、自分たちの意見が良く通ります。それこそ多数決などで苦労することはほとんどありませんね。
これら3つの点から、どうせ所属するなら常に多数派に所属することをおすすめします。
常に少数派になるおじさんとは?
意図的かそうでないかはその人によりますが、常にマイノリティ側に所属するおじさんもいます。少数派なので当然多数派のメリットを得られることはほとんどありません。自分の手で何とかしなければならないことが多いはずです。
客観的に見て大変生きづらそうですが、何故彼らは少数派になってしまうのでしょうか。
①逆張り思考を持っている
逆張りとは、トレンド(流れ)に逆らって、あえて逆の方を選ぶことを言います。例えば、10人中9人までもがスマホに切り替えている時でも、頑としてガラケーを持ち続けることなどです。天邪鬼なのかもしれませんね。
あくまでも例えなので、ガラケーを持っていることが悪いと言いたいわけではないのであしからず。
②ひねくれている
一般的にひねくれている人は、人間関係を上手に行うことができません。他人を色眼鏡で見るクセがあり、どうしても他人のあら捜しをする人が多いという特徴があります。あるいは、他人の言う事に一々反論したり文句をつけたりする人もいるでしょう。面倒だな~と思われがちです。
③神経質過ぎる
人間関係で神経質過ぎると悪影響が出てしまいます。常にピリピリしていることから、人と一緒にいると気を張りすぎて疲れてしまうのです。そこから人付き合いを辞めて一人を好むようになっていく傾向がありますね。周りからも気難しい人という印象を持たれるでしょう。
常に多数派になれるおじさんのメンタルとは?
では常にマジョリティ側に立っているおじさんは一体どんなメンタルを持っているのでしょうか?
①正当性がある
常に多数派になれるおじさんには、正当性があります。そのため多くの人が賛同してくれますし、周囲に自然と人が集まり味方も増え、コミュニティの中心になれるでしょう。
②人の良い面を見つけられる
人には必ず良い面と悪い面があります。少数派になるおじさんは人の悪い面を見つけ出すプロです。それに対し多数派になれるおじさんは、人の良い面を見つけ出す天才です。そのため人から慕われますし、信頼を得ることが出来ます。
③仲間を大事にする
周囲の人間に信頼されるのは、仲間想いであることもあるでしょう。信頼された分、自分からも思いやりを返してやれるのです。何かトラブルがあった時にはすぐに駆けつけて力になってくれます。それが更に周囲からの信頼を篤くさせるのです。
以上の3点から、マジョリティ側を維持できるおじさんはいつもメンタルに余裕をもって生きているように見えます。もちろんマイノリティ側の人間の心が狭いと言いたいわけではありません。そちらの方が性に合っている人だっているでしょう。
ですがもし、少しでも多数派になれるおじさんに憧れがあるのだとしたら上記を参考にしてみてください。多数派になれるおじさんへの一歩を踏み出せるはずです。