こういっちゃあなんですが、明らかにメタボだという人は誰がどう見てもメタボです。チェックなんて必要ありません。
問題なのは、あと数センチでメタボになってしまうというギリギリを攻めている男や、一見普通体型に見えるけど下半身の中身がぎゅっと詰まっているフォアグラ男。
最近ではメタボは腹回りだけでは判断できないとさえ言われてきました。普通体型とメタボ、自分はどっちかチェックしてみましょう!
おじさんのほとんどはギリギリメタボ型
アメリカだとどうか分かりませんが、日本で街中を歩いていて、振り向いてしまうほどの巨漢と出会うことは滅多にありません。だけど日本ではメタボという言葉が根付き、健康診断のおじさんたちがその結果に一喜一憂している姿が見られます。
つまり、メタボの基準は見た目よりもシビアだということがいえます。一喜一憂しているということは、自分の体型に若干のメタボ感を感じているということですよね。
そんなおじさんは、大抵メタボの基準を大きく超えるんじゃなくて「ギリギリセーフ」か「ギリギリアウト」です。メタボには数値的な基準がありますが、人間の健康や体型は白か黒かで線引きできません。アウトだったら容赦なく×ですが、セーフだったから大丈夫、なんてことはないんですね。
普通体型でも、メタボの数値に限りなく近ければ、それはもう予備軍です。立派なものです。
腹回りだけじゃない?体内のメタボ基準
メタボと認定されるには、4つのチェック項目中3つをクリアする必要があります。まぁ誰もこれをクリアして認定されたくはないでしょうが・・・。
一つはみんなが気になる腹回り、ウエストですね。
男性の場合85cm以上と言われていて、他の3つの項目を全部クリアしていてもウエストが85cm以下ならメタボではないそうです。それくらいウエストサイズは重要視されているんですね。
そしてウエストサイズをクリアした後に待っているのは、3つの項目。血糖値と血圧と血清脂質です。全部数字を載せたところでピンとこないと思うので省きますが、この3つはどれも高いと他の病気にもなりやすいというものです。
だから、ウエストは85cm以下だからメタボじゃないけど、高すぎると糖尿病だったり血管まわりの病気などを起こしやすい状態なわけです。
メタボは別にデブかデブじゃないかの線引きをするためのイベントじゃなく体の健康をはかる一つのバロメーターですから、1つも引っかからないように気をつけるのが大前提ですよ。
少し気をつけるだけでメタボ脱却?
普通体型のおじさんは、健康診断などで自分がメタボでないと知ってからまるで武器を手に入れたかのようにお酒と揚げ物をかっ食らう。ボクシングじゃないんですから、計量のその日にメタボじゃなければいい、ってもんじゃないんですよね。
人間の体は、キープするには食べたら食べただけ動かないといけないし、メタボから遠ざかろうとすると食べた以上に動かないといけない。つまり、メタボ範囲から完全に脱却するには計量後の生活が大事だということです。
でも、これはそんなにキツイことではありません。メタボギリギリの体型になった経緯を考えれば、食って飲んでばかりしてたからですよね。もしくは全然運動してこなかったかです。それなら、ちょっと動けば最初の数kg、数cmは簡単に減ります。
それから楽しくなり、運動を続けたり食事をヘルシーなものに変えてみたりするサラリーマンも多いようですよ。